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サングアノについて

更新日:2013/08/29

今回は、農産事業部取扱の商品『サングアノ』という肥料についてご説明いたします。

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サングアノは、海鳥リン酸質グアノで、もともと赤道直下のサンゴ礁上に海鳥のフンがたい積したものです。炭酸ガスを吸収した弱酸性の雨によりリン酸分が溶け出してサンゴ礁のカルシウム分と結合して出来た、天然の沈殿リン酸石灰とも言えます。

 グアノは、古くから農業の分野で使われてきました。先住民モチーカは、グアノを「フアヌ」と呼び、沖合の島より採掘。岩だらけの山肌につくった階段状の畑にまいて、ジャガイモやトウモロコシを栽培していたと言われています。

また13世紀初頭、インカ帝国を築いたケチュア人も「フアヌ」を重用。彼らは帝国の地域ごとに沖合のフアヌの島を割り当てて、耕作民に対してくまなく行き渡るようにしました。結果、十分な食料生産が可能になり、その余力を「インカの王道」として有名である道路建設や灌漑工事、金の採掘などに振り向けることが出来る様になったとされています。

グアノは、歴史的にも大変意味のある肥料なんですね〜。

弊社の商品サングアノは、リン酸分、カルシウム分を含むほか、かつてサンゴが海水中より吸収したマグネシウム、鉄、マンガンなどのミネラル分等、多種類の微量元素を豊富に含む、安心・安全で、良質な作物の生産に最適な有機質肥料です。

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(担当W)




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