日本語    English

FARMLAND TRADING

News & Blog

~ノロウイルス~

更新日:2012/12/27

私達食品を取り扱う企業として、やはり気になるのは疾病問題。

今回は、この冬猛威を振るっている“ノロウイルス”について、簡単にご説明。

ノロウイルスの特徴は?
下痢だけではなく、嘔吐が多い→ ノロウイルスは下痢だけではなく嘔吐を引き起こすことが特徴です。下痢であれば、ウイルスはトイレで流されるため広がりにくいのですが、嘔吐の場合、適切 に処理・消毒をしないとウイルスが床に残ります。乾燥しホコリと共に空気中に舞い上がり感染が広がっていくこともあります。
手指からの感染ばかり気にする方も多いですが、このような感染経路も気をつけてください。

消毒薬に対する抵抗性が強い→ ノロウイルスはエンベロープ(宿主細胞の膜)を持っておらず、アルコールや高温に対する抵抗性が強いことが特徴です。また、乾燥や酸にも強く、水中でも長 時間生きていることができる非常に厄介なウイルスなのです。そのため、感染力があり、しばしば集団感染を引き起こしてしまうのです。

一度かかっても何度も感染することがある→ノロウイルスには多数の遺伝子型が存在するため、同じ人が複数の違った型のウイルスに感染することがあります。さらに、感染が腸粘膜での局所感染なので免疫の持続時間が短いことも特徴です。
よって、一度かかったからといって安心していると、再感染を起こすこともありますので、予防には気をつけましょう。

どうやって感染するの?
ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染(口から体内に入り感染する)であり、次のような感染経路があると考えられています。
・感染者のウイルスが大量に含まれる便や吐物などから直接もしくは二次的に感染する場合。
・調理などを行う食品取扱者が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合。
・ウイルスに汚染された貝類(特に二枚貝)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合。
・ウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合。
などがあります。
特に、食品取扱者を介して二次感染する食中毒のケースが近年増加傾向にあります。

予防方法は?
便や吐物には大量のウイルスが排出されますので、予防のためにも次のことをしっかりと守りましょう。
・食事の前やトイレの後などには、せっけんを使いしっかりと手を洗いましょう。
・タオルなど共用で使用するものを避けることも必要です。
・下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
・食品中のウイルスは加熱により感染性をなくすことができます。食品の中心温度が 85℃ 1分以上になるようにしっかり熱を通して食べましょう。
・便や吐物の処理をする時は素手で触らず、必ずビニール手袋を使用しましょう。汚物の消毒は市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を希釈したものを使用してください。

下痢の症状がなくなったからといって安心してはいけません。便にはしばらくウイルスの排出が続きます。便や嘔吐物を処理する際には使い捨ての手袋を使用し、用便後や調理前の手洗いを徹底しましょう。
便や嘔吐物はペーパータオル等で取り除き、ビニール袋に入れてください。 残った便や嘔吐物の上にペーパータオルをかぶせ、その上から50倍~100倍に薄めた市販の塩素系漂白剤を十分浸るように注ぎ、汚染場所を広げないように ペーパータオルでよく拭きましょう。
ウイルスは乾燥すると空気中に漂い、これが口に入って感染することがありますので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要です。

 

と、偉そうにつらつら書いていますが、かく言う私も4年前のまさにこの年末に、ノロにかかってしまいまして^^;
12月29日の昼過ぎより、まずは15~20分おきに、トイレとお友達。
その後発熱と下痢嘔吐の繰り返しとそこから地獄が・・・
私に遅れる事3時間、嫁が発症・・・2人揃って病院へ。
結果は“ノロ”
当時1歳と3歳の坊主達はまだ発症しておらず、一筋の希望を託し、私の兄へ子ども達の救出依頼、隔離。
そんなこんなで、年末年始は夫婦2人で、寝たきり状態(泣
幸い年度業務を終了した29日の出来事で、社内での感染はなかったのですが、これが通常の平日業務中だったらと考えると・・・(汗
何はともあれ、会社での出来事ではなく、家庭内ですんだ事は幸いでした。

みなさまも、こんな年末年始を迎える事無く、良い年を迎えて下さいね(笑)
それでは、皆さん良い年を迎えて下さい。
(担当K)




pagetop
有機の大地ビオテール