【アメリカ出張】セントへレンズビーフ訪問
更新日:2013/11/13
9月17~21日、アメリカ北西部ワシントン州にあるセントへレンズビーフの生産現場を訪問しました。
この地域は、温暖で比較的降雨量も多いため豊富な水量と豊かな土壌に恵まれ、高品質な牛肉生産に適した環境とされています。
ということで美味しい牛肉の原点をご紹介します!
今回訪れたのは、シアトルから300kmほど東にあるモーゼスレイク。
かつては日本航空のパイロット訓練施設もあったそうです。
北西部にまたがるカスケード山脈を横切るため、美しい大自然を堪能しながらの
4時間のドライブです。
Evergreen State(エバーグリーン・ステート 常緑の州)と賛美されるだけあり、
手つかずの大自然にしばし心奪われます。
そして 山脈を越えると、今度は目の前に乾燥した砂漠地帯が広がります。
ほんの数百キロ離れただけで風景が様変わりするなんてアメリカって本当に広い国ですね。
今回訪れたのは “EL ORO CATTLE FEEDERS”
エル・オロ・キャトル・フィーダーズです。
月齢15か月以上の牛が33,000頭(2013年9月現在)こちらのフィードロットで育てられているそうです。
■ フィードロットから出た堆肥は穀物生産の肥料として近隣の農場に供給される
■ また堆肥は有機資源にもリサイクルされ電力や燃料を生産する
■ 近隣の農場で育った穀物が牛のエサとなる
といったように、近隣のコミュニティと一体となった美味しい牛肉づくりのための持続可能な社会が確立されているのです。
新しいビーフビジネスモデルとしても高い評価を得ているそうです。
コーン主体の穀物をエサにしているため肉自体に甘みがあり、また幼少期に放牧飼育されているため適度な脂身と味わい深い赤身のバランスのよい仕上がりとなるそうです。
なんとこの牛たち、1頭あたり毎日25ポンド(=約11キロ)の飼料が与えられ、1日で3.5ポンド(=約1,6キロ)も体重が増加するそうです!
(担当AT)